とてもオシャレ!木製の造作洗面台を造るメリット・デメリットについて徹底解説!

毎朝家族が一番に利用する洗面台、一日の始まりがキレイな場所から始まれば清々しい気分で仕事や学校に行けるものです。

ましてオシャレな木製の洗面台であれば、毎朝鏡に向かうのが楽しみになるのではないでしょうか。

そこで本記事では、木製の洗面台を使うメリットやデメリットについて詳しく解説を行い、カビや傷みを防ぐ方法なども紹介していきます。

シュウハウスの木製の造作洗面台の写真

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造作洗面台とは

造作洗面台は、洗面スペースを最適に活用するためにカスタムメイドされる洗面台であり、デザインと機能の両面で魅力を持っています。

収納スペースや引き出しが決まり、整理整頓がしやすく、シンプルながら良いデザインが特徴です。 耐水性や耐久性に優れ、高級感のある素材が使用され、いつまでも美しい状態を保ちます。

さらに、サイズや形状を自由にカスタマイズできるため、住宅のスペースやデザインに合わせてオーダーメイドが可能です。
これにより、プライベート空間に高品質な洗面環境を提供し、快適な生活をサポートするために、住宅の価値を高めます。日常の暮らしを豊かにするために、ぜひ検討してみる価値があります。

木製の造作洗面台を使うメリット

木製の洗面台を設置すれば、住宅のインテリアの一部としてオシャレな空間を演出できます。一方でデザイン的な効果以外にもいくつかのメリットがあるので、最近は木製の洗面台を設置する人も増えています。では木製の洗面台を使うメリットについて詳しく解説をしていきましょう。

木製の造作洗面台を使うメリット
・肌触りが良い
・気の質感が出るためおしゃれ

肌触りが良い

一般的な陶磁器製の洗面台に比べて、木製の洗面台は肌触りが良いのがメリットの1つです。

陶磁器製の洗面台は水弾きが良くて汚れも付きにくいのですが、肌触りに関しては特に特化した感触はありません。一方の木製の洗面台は、陶磁器製にはない木製ならではの木の感触が心地よく感じられます。

特に何処か古民家の柱などを連想させるような感触は、懐かしくて肌触りが心地よく感じられるのです。

ハルクの木製の造作洗面台の写真

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木の質感がでるのでおしゃれ

陶器式の洗面台も、デザインにこだわったものであればオシャレな雰囲気を演出できるのですが、何処か無機質的な雰囲気になってしまいます。

一方木製の洗面台の場合は、洗面台のあらゆる場所に木の質感を感じることができるのもメリットの1つです。木製の洗面台は陶磁器製の洗面台とは違って、「コテージ」や「バンガロー」的な自然的な雰囲気を醸し出してくれます。

このように陶磁器の洗面台では演出できない、木独特の質感を出すことができるのも木製の洗面台を使用するメリットです。

三幸住宅の木製の造作洗面台の写真

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リソーケンセツ

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木製の造作洗面台を使うデメリット

住宅の洗面台に木製の洗面台を使用すればさまざまなメリットがあるのですが、同時にデメリットも発生してしまいます。では木製の洗面台を使うデメリットについて詳しく解説をしていきましょう。

木製の洗面台を使うデメリット
・洗面台が傷んでしまう可能性がある
・カビが発生しやすい

造作洗面台が傷んでしまう可能性がある

木製の洗面台は表面に「ニス」などを塗布して湿気によるカビなどの発生を抑制しています。

しかし木材などの天然素材で作られているので、一般的な陶磁器製と比較するとカビなどの繁殖により洗面台が傷んでしまう可能性が高いです。

このような観点からも、木製の洗面台を使用しているのであれば、普段からカビの発生を抑制するためにこまめな水分の除去を徹底しましょう。

カビが生じやすい

前述でも解説したように、木製の洗面台は陶磁器製の洗面台とは違って天然の木材を原料として制作されています。

当然ながら木材は少しでも水分を含んでしまえばカビが発生して、材料の強度が低下してしまうのです。

しかも陶磁器製の洗面台であればカビの除去も簡単ですが、木製の洗面台であればカビの根が木材の内側まで浸透してしまうのもデメリットといえます。

カビや傷みを防ぐ方法

前述までにも解説してきたように、木製の洗面台は水分の付着に伴って発生する「カビ」が一番の大敵です。

したがって木製の洗面台を長持ちさせるためには、カビによる痛みを予防するのが重要な手段といえます。そこでここからは、カビや傷みを防ぐ方法について詳しく解説をしていきましょう。

カビや傷みを防ぐ方法
・水撥ねしても大丈夫なように定期的に拭く
・天板を塗装で仕上げてもらう
・ベッセル型の洗面台を活用する

水撥ねしても大丈夫なように定期的に拭く

カビは空気中のカビの胞子が水分を含んだ場所に根を張って大量繁殖し、一度根を張ってしまうと除去しても何度でも生えてきます。

カビの繁殖を抑えるためにも、洗面台使用時に水撥ねしても大丈夫なように定期的に洗面台を拭いて水分を除去しましょう。特に木製の洗面台は、陶磁器製の洗面台と比較して内部に水分を吸収しやすく、カビの根が内部まで浸透すれば除去が難しくなります。

三陽ホームの木製の造作洗面台の写真

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天板を塗装で仕上げてもらう

天板を塗装で仕上げれば木材が汚れにくくなるうえに、塗装前よりも撥水性能が向上してカビの繁殖を抑制してくれます。

例えば天板に「ウレタン塗装」を施せば、木材の細かい凹凸をウレタン樹脂が平面にして水弾きが良くなって手触りも良くなります。さらに2度塗り、3度塗りと塗装を重ねることで撥水性や耐久性も向上するのです。

また、「セラウッド塗装」などは汚れが付きにくく撥水性にも優れているので、木製の洗面台の天板には最適な塗装方法といえます。耐久性が強くて傷がつきにくく、定期的なメンテナンスが不要なのもセラウッド塗装の強みです。

ボウルと水栓が一体型(ベッセル型)の造作洗面台を使う

カビの繁殖による痛みを予防するためには、ボウルと水栓が一体型(ベッセル型)の洗面台を使うのも有効的です。

木製の天板であってもベッセル型の洗面台であれば、水栓部分から水が滴り落ちることが少なくなります。そのため、天板が水にぬれることは少なくなるためカビの発生を抑制することができます

片岡建築の木製の造作洗面台の写真

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アニバーサリーホームの木製の洗面台の写真

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まとめ

木製の洗面台は陶磁器製の洗面台と比べると実に味わい深く、単なる洗面台としてではなく個性的なインテリアとしても高い人気を誇っています。しかし、木製の洗面台は陶磁器製に比べるとデリケートな商品であり、綺麗な状態を維持するには定期的な清掃やメンテナンスが欠かせません。今後木製の洗面台の利用を検討している方は、本記事を参考にして理想的な洗面台を手に入れて下さい。

投稿者プロフィール

武田 純吾
武田 純吾経営コンサルティング事業部部長・ブランディングマネージャー
「お前は、建築業には絶対に進むな...」建設業の厳しさを知り尽くした父から贈られた言葉。けれど、苦労している父親の背中や、「きつい・汚い・危険」と言われる過酷な職場環境で歯を食いしばり懸命に働く家族や職人さんたちの姿が忘れられず「この業界を変えたい」と志し、コンサルティング業界の道に進み10年。豊富な実績を誇り全国の地域No.1工務店からの熱狂的なファンが多く、これまで建築業界にはなかった発想や唯一無二のアイデアで差別化を図り「ゼロからイチをつくる」ブランディングのプロ。2030年には新築着工棟数が半減する未来を見据えるなかで、業界全体の活性化のためにブランディングや生産性向上のノウハウを分かち合う「競争ではなく、共創」の考えを創造し、新たな建築業界の世界観をつくる”先駆者”。

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