さいたま市大宮区 N 様邸 「ふらっとのぞいたモデルルームから 自然な流れで建てた暮らしときめく家」
今回の家づくりインタビューのお相手は、埼玉県さいたま市大宮区にお住まいの N 様の奥様です。お子さんと散歩にいくような感覚で訪れたモデルルームの見学から、瞬く間に購入へと至った念願のマイホームのお話を伺いました。
目次
―家づくりのきっかけを教えてください。
きっかけらしい、きっかけはなかったですよ。私はずっとマイホームが欲しかったのでチラシをみて、値段や流行のイメージは見ていましたが、主人には最初その気がなくって。たまたま見かけたモデルルームがいい雰囲気で、流れで決まった感じですね。「子どもが小学生のうちに」とは思いながら、賃貸のマンションに 8 年ほど住んでいました。理想の購入タイミングよりは、ちょっと遅かった気がします。
学区内で決め切れなかったので、結果として子どもは転校することになりました。狭い学区の中ではとにかく土地がありませんでした。戸建ての建築予定もなければ、土地があったとしても狭くて「広い家に住みたい」という理想が叶えられないのもわかりました。ならばと、学区の異なる地域に建てることに決めました。
―夢だったマイホームを検討する時、ハウスメーカーや工務店など比較しましたか?
実は、ほとんどしなかったです。どうしても戸建てがほしい気持ちは、もちろんありました。建売りの住宅も見てみたけれど、「ありがちな家だな」と思うだけで、ときめかなかったですね。たまたまモデルルームを見に行って「近いうちに分譲ができます」という話を聞きました。そちらにはときめいて、チラシを受け取りました。
主人にも、気軽な感覚で声をかけてみました。買うならば「戸建て」とは言っていたので、モデルルームを見に行くことへのハードル自体、低かったですね。一緒に行った子どももモデルルームを楽しめる”年齢”になっていて、「おしゃれだな」と言いながら、見ていました。実際にそこで建っているのを見てからは、「じゃ、買うか」と購入を決めるまでとんとん拍子でした。
―予算を気にすることもあったと思いますが、費用やローン金額などは気になりましたか?
払うのは主人なので、あまり私からは持ち掛けなかった話題ですね。調べたりすることも、ほとんどなかったです。建ててくれた会社と何の気なく出会えて、聞いた予算もきっと主人の考える範囲内だったのかなと思います。
あまりにあっさりと購入を決めて、その判断も早かったので、むしろ私が「もうちょっと考えようか」となるくらいでした。モデルルームをみて、次会う時には”契約”という展開だったので、住宅会社さんからすれば、とても楽な客だったのではないでしょうか(笑)
分譲のモデルルームは、間取りがそれぞれに違っていました。テイストが 3 種類で違うモデルルームの中から、この「テイストにしたい」と内部の自由度が高かったものを選びました。「無垢の家」というテイストで、床や木の”香り”がいいものです。
―外観デザイン(平屋 etc..)、間取り、キッチン、収納、風水などこだわりはありましたか?
土地の相場は、多少気にかけていましたね。大きさによって変わるからです。決め手になったのは家を建てる「向き」「日当たり」でした。風水はそこまで気にかけてなかったですが、 北側の部屋でも電気をつけなくていいくらいに、家全体が明るい部屋です。
当時、子どもが小学校 3 年生でした。寝室と子供部屋は大きなひとつの部屋ですが、3 枚板のスライドドアのような壁で仕切りをつけて、移動させれば、空間を仕切れるつくりにしたのもこだわりです。
―営業や、建築会社の「ここが良かった」というところを教えて下さい。
新しいモデルルームを紹介してくださった営業の方から、「(モデルルームが)大宮にできるのがレアですよ」「遊びに来てみてくださいね」と、フラットに声をかけていただいた印象があります。言ってしまえば、私も買うつもりなくモデルルームを訪れたのですが、住宅も営業の方も、とにかく印象がよかったですね。
「将来のために、大きな分譲地いかがですか」というのもなんだか軽妙な感じに聞こえて、家を「売る気がない」というか(笑)ほどよく、熱のこもりすぎない話しがよかったです。営業の人が気さくで「今後の参考になりますよ」と、強くは推してこない方でした。あとはその営業の方の「会社が好き」というのがわかる雰囲気が素敵でしたね。
あとは、家づくりの職人さんたちが、まさに建てているところを子どもに見せたかったので足を運んでみたら、実際に説明をして見せてくれたことも。
建ってからは、モニターとしてホームページに載ることになりました。担当の方が「太陽光パネルプレゼント」を売り出し文句にしていたのではなく、景品を「そういえば」「もしよろしければ」とつつましい姿勢で添えてくださったのはよかったです。私たちのように、家を買った後の人ではなくて、むしろ買う前の人に勧めた方がいいのではと思うくらいでしたね
―賃貸から新築一戸建てに移ってみて、メリットを教えてください。
やっぱり広さですね。タンスをおかなくてよいほどの収納は嬉しいです。キッチンは、モデルルームで見た理想形に同じく、オープンキッチンのようにしました。普通のカウンターキッチンだと、上に棚があるもので、間からリビングを見渡す窓みたいな感じですよね。カウンターに立っている時も、天井はできるだけ高く、開放感がいいなと思っています。
賃貸住宅と分譲住宅とでは、つくりも違いますよね。細かいところだとアルミのサッシよりも、樹脂サッシの方が汚れにくくて、掃除が各段にやりやすくなりました。水回り(シンクーお風呂)の掃除もきれいにしやすくて、楽にできるのがいちばんですね。
余談になりますが。駐車場まで行くのにマンションだと時間がかかるのも、習い事の送り迎えが楽になりましたね。お庭があるのと、車 2 台分の駐車場があります。
―注文住宅を建ててみて「こうしたかった」と後悔しているポイントはありますか?
庭があって芝が生えていて、雑草の処理が意外と大変でした。「こうしたかった」にとどまらず、外構は専門の会社を調べて実は変えました。木を植えていては、どんどん大きくなりますし、台風で倒れそうにもなります。住んで 1 年も待たずに、芝をタイルに変えました。お手入れする前に、木も抜いてしましました。
―アフターメンテナンスで、求めることなどありますか?
ここ 2 年の間で、ちょうど内装を変えたいなと思います。メンテナンスというか、リフォームする場合は相談してみて、とカタログを持ってきてくれました。壁紙を、エコカラットのタイル調に変えてみました。実は、子どもが転んで壁に穴が開いてしまったからです。修理して現状復帰するならば、せっかくお金をかけるならば、と LIXIL などのショールームを見学にいってから、施工会社にお願いしました。リフォームをする場合はまた、とりあえず建築してくれた会社相談はすると思います。
―今後、理想のマイホームを建てる方に向けてメッセージがあればよろしくお願いします。
「マイホームが欲しい」と見て回っているだけだと、それは買わないです。きっとフィーリングだと思います。例えるなら、お洋服のお買い物に出かけた時。ふらっと立ち寄った店でのほうが、思いがけず買うのと家の購入も同じです。あとは、お金を出す人がその気になったら早いと思いますよ!
投稿者プロフィール
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「お前は、建築業には絶対に進むな...」建設業の厳しさを知り尽くした父から贈られた言葉。けれど、苦労している父親の背中や、「きつい・汚い・危険」と言われる過酷な職場環境で歯を食いしばり懸命に働く家族や職人さんたちの姿が忘れられず「この業界を変えたい」と志し、コンサルティング業界の道に進み10年。豊富な実績を誇り全国の地域No.1工務店からの熱狂的なファンが多く、これまで建築業界にはなかった発想や唯一無二のアイデアで差別化を図り「ゼロからイチをつくる」ブランディングのプロ。2030年には新築着工棟数が半減する未来を見据えるなかで、業界全体の活性化のためにブランディングや生産性向上のノウハウを分かち合う「競争ではなく、共創」の考えを創造し、新たな建築業界の世界観をつくる”先駆者”。
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