新築シロアリ対策の完全ガイド

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新築を購入したばかりの方や、新築住宅を検討している方にとって、シロアリ対策は重要なポイントです。新築時にしっかりとしたシロアリ対策を行うことで、将来的な被害を防ぐことができます。

シロアリ被害は建物の価値を大きく下げるだけでなく、住む方の安全性にも影響を及ぼします。そのため、新築を検討する際にはシロアリ対策についてもしっかりと考える必要があります。

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新築にもシロアリは発生するのか?

新築住宅を建てる際、多くの方がシロアリの被害について心配をするものです。一般的には新築住宅においてもシロアリ被害は起こりうるものです。シロアリは木材を食害することで巣を作るため、木造の住宅であればシロアリの被害を受ける可能性があります。特に地盤や基礎、柱などの木材部分がシロアリの被害を受けやすい箇所となります。

新築であっても、建物の構造上適切な対策がなされていなければシロアリ被害を受けるリスクはあります。したがって、新築住宅を建てる際にはシロアリ対策を怠らず、専門家のアドバイスを受けながら予防策を講じることが重要です。

新築時のシロアリ被害の実例

新築時にもシロアリ被害が発生することは決して稀なことではありません。実際、施工後数年を経て突然シロアリ被害が発覚するケースが少なくありません。たとえば、基礎コンクリート中にシロアリが侵入し、木造部分に被害を及ぼすというケースが報告されています。

また、隠れた箇所でのシロアリ活動によって被害が進行し、発見が遅れるケースもあります。このような被害が発生した場合、補修には大きな費用と手間がかかるばかりか、住宅の価値低下や居住環境の悪化といった影響も考えられます。

したがって、新築時にはシロアリ被害に対する検査と予防対策が十分に行われることが重要です。専門家のアドバイスを受けながら、施工から長期間にわたって安心して住まい続けられるような対策を講じていくことが不可欠です。

シロアリ被害の主な原因

新築住宅でもシロアリ被害が起こる主な原因は、建築過程での防蟻処理が不適切なことや、建物の隅々までの点検が行われていないことが挙げられます。

まず、建築過程での防蟻処理が不適切だと、シロアリが侵入しやすい状況が生まれます。また、施工不良によって、防蟻剤が正しく散布されていない可能性もあります。建築時における防蟻処理の質は、将来的なシロアリ被害を左右する重要な要素です。

さらに、建物の点検が行き届いていないと、隠れた箇所でのシロアリ被害が見過ごされることがあります。特に、地下など湿気がこもりやすい場所や、一般的な目につきにくい部分における点検が怠られると、シロアリの被害が進行してしまう可能性があります。

これらの原因を踏まえ、専門家の助言を仰ぎながら、建築過程での適切な防蟻処理や、建物全体の確実な点検が行われるようにすることが重要です。

シロアリの特徴と生態

シロアリの特徴と生態は、新築住宅を考える上で理解しておく必要があります。まずシロアリは、外見上はアリに似ていますが、実際には昆虫であり、体を構成する3つの部分がっきりしておらず、融合しているのが特徴です。

彼らは主に木材を餌とし、その中に巣を作って生活しています。シロアリは非常に労力と時間をかけて巣を作り、一つの巣には何万匹もの個体が生息していることもあります。彼らは非常に繁殖力が強く、巣を見つければ迅速に増殖してしまうため、被害が拡大しやすいのです。

シロアリの種類

シロアリの種類は大きく分けて地中に巣を作る地下シロアリと、建物などの木材内部に巣を作る家屋シロアリの2種類が一般的に知られています。地下シロアリは地中に大規模な巣を形成し、地上の木材に被害を与えることで知られています。

一方、家屋シロアリは建物内部の木材に巣を作り、そこから被害を広げていきます。さらに、これらの種類には兵隊シロアリや飛びアリなど、それぞれの役割や特徴を持つ複数のタイプが存在します。シロアリの種類を理解することで、それぞれの特性に応じた対策を考えることが重要です。

シロアリの生活環境

シロアリの生活環境は彼らが生息する場所や環境によって異なります。一般的には、シロアリは湿気の多い環境を好みます。彼らは木材を掘り進んで巣を作るため、通常は湿気の多い土壌や建物の基礎部分に巣を形成します。

また、シロアリは暗闇を好むため、光が差し込みにくい環境でも生活することができます。そのため、住宅の床下や壁の中など暗くて湿気の多い場所が彼らの生息地となります。シロアリの生活環境を理解することは、彼らを対策する上で重要です。湿気を抑える、木材との接地を避けるなどの対策が必要となります。

新築時にできるシロアリ対策

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新築時にできるシロアリ対策としては、以下のようなポイントがあります。まずは、基礎部分の防蟻処理が重要です。建物の基礎周囲にはシロアリバリアを設置し、シロアリの侵入を防ぐことが求められます。次に、木材部分の防蟻処理も欠かせません。木材には防蟻剤を塗布し、シロアリの侵入を防ぐことで将来的な被害を防ぎます。

さらに、建物の隙間やすき間をしっかりと密閉することも重要です。シロアリは小さな隙間からでも侵入するため、建物全体を丁寧に点検・補修することが必要です。これらの対策を新築時にしっかりと行うことで、将来のシロアリ被害を防ぐことができます。

薬剤処理の基本と注意点

新築住宅におけるシロアリ駆除には、薬剤処理が一般的に行われます。薬剤処理の基本としては、建築基準法で定められた薬剤の使用基準に則って施工することが重要です。薬剤処理は専門の業者に依頼し、建築基準法の定めに基づいて行われるべきです。

また、薬剤処理を行う際には住民への周知や通知が必要であり、業者との契約前にはしっかりと条件を確認することが大切です。薬剤処理によるシロアリ対策は効果的だが、適切な注意が必要です。薬剤処理後は一定期間、施工した薬剤による匂いや有害な影響を考慮し、適切な換気を行うことが重要です。また、薬剤処理を行った後も定期的な点検とメンテナンスを怠らず、住宅の安全を確保することが望ましいでしょう。

防蟻材の選び方

防蟻材を選ぶ際には、環境への配慮や安全性が重要です。低VOC(揮発性有機化合物)の材料や、人体への影響が少ないものを選ぶことがポイントです。また、効果の持続性や耐久性も重要な要素です。信頼性のあるメーカーの製品を選び、専門家の意見を参考にすることが大切です。

基礎断熱工法のメリットとデメリット

基礎断熱工法は、建物の基礎部分に断熱材を施す工法で、省エネ効果が期待できる一方、注意すべき点も存在します。基礎断熱工法のメリットとしては、冷暖房効果の向上が挙げられます。基礎部分に断熱材を施すことで、室内の快適な温度を保ちやすくなり、冷暖房費の節約につながるでしょう。また、床下の梁や柱などに結露が発生しにくくなるため、カビやシロアリの被害を防ぐことが期待できます。

一方で、基礎断熱工法のデメリットとしては、施工時の注意が必要です。地盤や排水条件、基礎の形状などによって、適切な断熱材や施工方法が異なるため、専門家のアドバイスを受けることが大切です。また、基礎部分の断熱を強化することで、地盤や基礎の温度変化によって生じる応力にも注意が必要です。基礎断熱工法を選択する際には、メリットとデメリットをバランス良く考慮し、専門家との十分な相談をすることが重要です。

侵入経路の封鎖方法

侵入経路の封鎖方法には、様々なアプローチがあります。まずは建物の周囲を細かく点検し、シロアリの侵入経路となりそうな隙間や割れ目を特定します。それらの隙間や割れ目を適切な材料で密閉することが重要です。シーリング材やシリコンを使用して隙間を埋めることで、シロアリの侵入を防ぎます。建物の床下や壁の隙間など、見えない部分にも十分な注意を払いましょう。

また、庭や外回りの植栽にも注意が必要です。植物と建物の隙間が十分に空いていることを確認し、植木鉢などが直接建物に接触していないかも確認してください。地道な作業ですが、これらの細かなチェックと修復がシロアリの侵入を防ぐためには欠かせません。

新築後のシロアリ予防

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新築住宅を建てたら、シロアリ対策は終わりではありません。新築後も定期的な点検と予防対策が必要です。まず、地盤や基礎、外壁など、家の周囲を定期的にチェックしましょう。雨漏りや給排水管の状態も重要です。

また、木材や建材が劣化していないか、シロアリの侵入経路がないかを確認しましょう。さらに、庭の管理も重要です。庭木が家に近づきすぎていないか、切り株や腐葉土が残っていないかを確認し、注意しましょう。

定期的なシロアリ駆除や予防のプロのサービスを利用することも効果的です。新築後のシロアリ予防は、住まいを守るために欠かせない重要なステップです。定期的な点検と予防対策を怠らず、安心して快適な住まいを保ちましょう。

定期的な点検とメンテナンス

新築住宅を購入したら、シロアリの被害を防ぐために定期的な点検とメンテナンスが必要です。まずは、建物の外側から点検を行いましょう。外壁や屋根、庭木など、シロアリの侵入経路や被害痕跡がないかを確認します。

次に、室内を点検します。特に水回りや湿気の多い場所、木材の隅々などを注意深くチェックしましょう。そして、定期的なメンテナンスも大切です。雨漏りや水漏れによる湿気がシロアリを誘発することもあるため、給排水管や水回りの設備の点検や補修を行いましょう。

また、木材の防腐処理や保護塗装も定期的に行うことが重要です。定期的な点検とメンテナンスは、シロアリ被害を未然に防ぐために欠かせません。住まいを長持ちさせ、快適に暮らすためにも、定期的なチェックと手入れを怠らないよう注意しましょう。

シロアリ駆除のプロに頼るべきタイミング

シロアリ駆除のプロに頼るタイミングは、定期的な点検と併せて、疑わしい兆候を見つけた時です。建物の内部や周囲でシロアリの活動が見られる、飛び出した羽アリが発見された、家具や木部に異変があるなどの場合は早めの専門家の対応が必要です。

また、隣近所でシロアリ被害が報告された場合も警戒しましょう。プロの早期対応により、被害を最小限に抑えることができます。

自分でできるシロアリ対策方法

新築住宅のシロアリ対策には、専門家に依頼する方法のほかにも、自分でできる対策があります。まずは、家の周囲を清潔に保つことが重要です。庭木や植木を家に近づけ過ぎないようにし、切り株や腐葉土を放置しないように注意しましょう。

また、住宅の漏水を防ぐことも大切です。水漏れによって木材が湿気を含み、シロアリを引き寄せてしまうことがあります。定期的な配管や屋根の点検を行い、漏水がないかを確認しましょう。

さらに、木材や建材の表面に防蟻剤を塗ることで、シロアリの侵入を防ぐことができます。ただし、防蟻剤の使用には注意が必要です。専門家のアドバイスを仰ぎながら適切な方法を選ぶことが大切です。家の周囲の土壌に、シロアリを寄せつけない植物を植えることも有効な方法の一つです。正しい対策を取り入れて、自分でシロアリの対策を行いましょう。

新築シロアリ対策の重要性

新築住宅を購入する際に重要なポイントの一つが、シロアリ対策です。新築の建物でさえもシロアリの被害に遭う可能性があり、その被害は大きなリスクとなり得ます。シロアリによる被害は建物の構造を崩し、修復には多額の費用がかかることがあります。

さらに、シロアリは建物だけでなく、家具や木材などにも被害を及ぼすため、その影響は甚大です。新築時にしっかりとしたシロアリ対策を行うことで、将来的な被害を防ぐことができます。この対策を怠ることで、建物の価値や安全性に影響を及ぼす可能性があります。

そのため、新築住宅を検討する際には、シロアリ対策の重要性を理解し、専門家の助言を得ながら適切な対策を行うことが不可欠です。

シロアリ被害と修復コスト

シロアリ被害が建物や家具に及ぼす影響は深刻です。建物の構造を崩し、修復には膨大な費用がかかることがあります。さらに、シロアリの被害は目に見えないため、長期間気づかないことも少なくありません。このため、定期的な点検と早期の対策が重要です。

シロアリ被害の修復コストは、被害の範囲や程度によって異なります。軽度の被害であれば比較的軽い費用で済む場合もありますが、進行が進むと費用も膨れ上がる可能性があります。シロアリの被害は放置せず、早めに修復を行うことが重要です。

予防対策にかかる費用

新築におけるシロアリの予防対策にかかる費用は、様々な要因によって異なります。まず、建物の規模や構造、使用する材料など、それぞれの特性によって費用は変動します。また、施工業者や施工方法によっても費用に違いが生じます。シロアリ対策としては、地中における隔離帯設置や防除処理が一般的ですが、これらの施工が費用に影響を与えます。

次に、地域によってもシロアリの発生状況が異なるため、その地域の特性に合わせた対策が必要となります。そのため、地域によって異なる現地調査に関する費用も考慮する必要があります。このように、シロアリの予防対策には様々な要因が関わっており、一概に費用を示すことは難しいです。しかし、将来的な被害を防ぐためにも、しっかりとしたシロアリ対策に費用をかけることは重要です。

まとめ

新築住宅を購入する際には、シロアリ対策が重要です。しっかりとしたシロアリ対策を行うことで、将来的な被害を防ぐことができます。既に新築住宅を所有している方も、定期的なシロアリ対策を行うことで安心して暮らすことができます。シロアリ被害は建物の価値を下げるだけでなく、住む方の安全性にも影響を及ぼします。

そのため、新築時や定期的な点検時には、プロの業者によるシロアリ対策を検討しましょう。きちんとした対策を行うことで、快適な新築住宅ライフを送ることができます。

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投稿者プロフィール

武田 純吾
武田 純吾経営コンサルティング事業部部長・ブランディングマネージャー
「お前は、建築業には絶対に進むな...」建設業の厳しさを知り尽くした父から贈られた言葉。けれど、苦労している父親の背中や、「きつい・汚い・危険」と言われる過酷な職場環境で歯を食いしばり懸命に働く家族や職人さんたちの姿が忘れられず「この業界を変えたい」と志し、コンサルティング業界の道に進み10年。豊富な実績を誇り全国の地域No.1工務店からの熱狂的なファンが多く、これまで建築業界にはなかった発想や唯一無二のアイデアで差別化を図り「ゼロからイチをつくる」ブランディングのプロ。2030年には新築着工棟数が半減する未来を見据えるなかで、業界全体の活性化のためにブランディングや生産性向上のノウハウを分かち合う「競争ではなく、共創」の考えを創造し、新たな建築業界の世界観をつくる”先駆者”。

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