庭を抱くように建てられたL型の建物は、間仕切りの少ない開かれたつくりで、自然素材を贅沢に使って心地よさも演出しています。吹き抜け、広く取った開口部、そしてウッドデッキへと続く開放的な空間レイアウト。プライバシーにも配慮しながらオープンな室内環境を実現しています。木や珪藻土など、それぞれの素材や設備にも厳選したものを採用し、妥協のない徹底した家づくりが貫かれています。
リビングよりも広いダイニングやリビングの薪ストーブ、ストリップ階段、二階吹き抜けに沿って設けられたL型ワークスペースなど、ライフスタイルから導き出された住まいの個性が随所にみられます。設計・デザイン・素材…自由設計の家を建てる上で大切なことは、住宅の基本性能はもちろんのこと、住まう人のライフスタイルや想いを最大限に受けとめ、その夢をカタチにする技術力と的確な対応ではないだろうか・・・居心地のいい家は、住まう人の想いを静かに語り掛けてくるようです。